「え、こんなところに?」
ある日歩いていたとき、足元のコンクリートのすき間に、マリーゴールドがひょっこり咲いているのを見つけました。
本来なら花壇の中で咲いているはずなのに、ちょっとはみ出して、しかも元気いっぱい。
その姿がなんだか頼もしくて、思わず写真を撮ってしまいました。
今回は、そんなマリーゴールドの花言葉や、風水での役割、菜園での活躍など、「意外とすごいマリーゴールド」の魅力をご紹介します。
マリーゴールドの花言葉|色や種類でこんなに違う!
マリーゴールドの花言葉には、「変わらぬ愛」「勇者」「真心」「健康」など、ポジティブな意味がたくさんあります。
花の種類や色によっても、少しずつニュアンスが変わるのが面白いところ。
- 黄色:「健康」「明るさ」
- オレンジ:「真心」「温もり」
- アフリカンマリーゴールド:「逆境を乗り越えて生きる」
- フレンチマリーゴールド:「常にそばに置いて」「嫉妬」
地域によっては、マリーゴールドは死者への花ともされ、「悲しみ」や「別れ」を象徴する面もあります。
ひとつの花にこれだけの意味があるって、ちょっと驚きですよね。
マリーゴールドの花言葉の背景にある“物語”
逸話によると、太陽神アポロンには王女レウトコエという恋人がいました。
しかし、アポロンに想いを寄せていた水の妖精クリスティの父親が嫉妬のあまり、レウトコエを生き埋めにしてしまいます。
後悔に沈んだクリスティは、やがてマリーゴールドの花に姿を変えたといわれています。
この物語が、「嫉妬」や「絶望」という花言葉の由来になっています。
ギリシャ神話には、アポロンをめぐる恋と別れの物語がいくつもあります。
実は、以前ご紹介したキンセンカ(カレンデュラ)にも、同じくアポロンとの逸話がありました。
興味のある方は、そちらもあわせて読んでみてくださいね。
マリーゴールドの風水的効果とは?
マリーゴールドは、見て楽しむだけでなく、風水的にも“運気アップの花”として知られています。
- 人間関係の悩み:東南に飾ると、心の通じる対話がしやすくなる
- 金運アップ:西に、黄色やオレンジのマリーゴールドを飾る
- 健康運:東に赤〜オレンジの花を飾ると、気の巡りがよくなる
玄関やベランダなどに、ちょっとした鉢植えを置くだけでも運気の流れが整いそうですね☺️
家庭菜園でも大活躍!虫よけ効果がすごい
実はマリーゴールド、虫よけにも効果抜群。独特の香りがアブラムシやコナジラミを遠ざけてくれるんです。
特に、ナスやトマト、ピーマン、ジャガイモなどのナス科の野菜や、キャベツ、ブロッコリー、小松菜などのアブラナ科の野菜と一緒に植えると、害虫被害が減ると言われています。
菜園のコンパニオンプランツとして、見た目にも鮮やかで、育てやすいのが嬉しいポイントです。
まとめ|ただ明るいだけじゃない、マリーゴールドの強さ
マリーゴールドというと、なんとなく「明るい花」というイメージがありますが、
実はその花言葉の背景には、悲しみや嫉妬、そして立ち向かう強さも込められていました。
どんな場所でも根を張り、しっかり咲くその姿は、私たちの日常にも重なるところがあるかもしれません。
ただの“きれいな花”では終わらない、マリーゴールドの魅力。
ぜひ、身近なところにひとつ置いて、その元気を感じてみてください。